2005年10月16日

百器徒然袋 -雨 読了

榎木津礼二郎だ!いや〜久しぶりにミステリー読んじゃったな。

全然 本など読んでなくて、
気がつけば秋の風物詩、京極堂シリーズ文庫化という
年に一度のイベントが発生していました。

今年文庫化されたのは「百器徒然袋 -雨」。

早速購入→チビチビ読んでいたのに→サクサク読了してしまいました。

流行りのスピンオフというやつでしょうか、
京極堂シリーズで人気の自称探偵・榎木津礼二郎が主人公の
中篇が3篇収録されています。

いづれも探偵が事件を解決…ではなく、
粉砕するというお話で、
エノさんのキレっぷりは相変わらず。
その辺は期待通りおもしろかった。

それに加え、本作では京極堂一味と面識のない人が主人公で、
なかなかエノさんに名前を覚えてもらえなかったりする。
「あっ!」
榎木津は彫像のように整った顔の大きな眼を見開いた。
「君はいつかの何とか云う人!」
殆ど何も云っていないに等しいのだが、
一応記憶だけはしていてくれたようである。


その主人公、木場修を初めて見た時は
かなりの衝撃だったようだ。
柄の悪い男である。厳つい顔。悪い目つき。髪を短く刈り込んで、半袖から覗く二の腕は丸太のように太かった。
―――やくざだ。
やくざに違いない。
どこから見ても堅気には見えない。


そんな主人公、傍目には関口サンと同類の人物であるようだ。
「あの―関口―と、云います」
榎木津に連なる者共に悉く誹られ愚弄され続けている下僕の中の下僕―。
世界中の不幸を一身に背負ってしまった男―。
不運の小説家関口巽―。
なんと云って良いやら解らずに、僕は胡乱な挨拶をした。
しかし相手は、輪をかけて胡乱な挨拶をし返して来た。中禅寺は意地の悪そうな顔で僕と関口を見比べて、にやにやと笑った。


いやーそれにしても関口サンはおもしろい。
相変わらずぐうとか云っているらしい。
「どうしたんですか猿渡先生!」
中禅寺がわざとらしく話しかけている。
どうやら関口はこの場では猿渡先生と云う名前らしい。何の先生なのか。いったいどんな設定なのか知る由もないが、これは迫真の演技である。ううとかぐうとか云っている。


実は私はエノさんより京極堂より、
関口サンがかなり好きである。

姑獲鳥の夏で、関口サンがエノさんに初めて会った場面がとてもおもしろかった。
榎木津が私と初めて顔を合わせたとき、彼が最初にいった言葉が、
―――君は猿に似ているね。
である。
失礼もここまで来ると怒る気もしない。
京極堂はそれを聞くと、この男は鬱病だから苛めると失語症を併発する、先輩は躁病なのだし彼を見習うのがいい――と、更に訳の解らないことをいった。



ところで、本作の解説は阿部寛さん。
ワォー阿部ちゃんカッコいいー!でもナゼ阿部ちゃん??と思ったら、
姑獲鳥の映画でエノさん役やってたのが阿部ちゃんでしたね。
阿部ちゃんも原作を読んで、
姑獲鳥のエノさん初登場のシーンが気に入り
「この役をやりたい!」と思ったんだとか。
その他、どんな心構えで演じたかなどが書いてあります。
文庫版を買ってなんだか得した感じ手(チョキ)わーい(嬉しい顔)手(チョキ)


さて、来年の文庫化は「今昔続百鬼 -雲」ですね。
これも京極堂シリーズのスピンオフ物で、
多々良先生という妖怪研究家の先生が主人公らしいです。
その次がまたエノさん主役の「百器徒然袋 -風」で、
その次にやっと「陰摩羅鬼の瑕」です。
なんで1年に1冊なのか…来年の秋を楽しみに待ちたいと思います!
posted by ひらちん at 03:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月17日

デスノートにハマる

ハマります!!最近 巷で話題のデスノート

切腹様MMA The Orange様、新聞などでも
取り上げられているのを見て、
友達にも薦められたのもあり
ちょっと読んでみた。


いくらおもしろいと聞いていても、

(´_ゝ`)ジャンプ ダカラナ…

程度にしか考えていなかった。

だが!しかしっ!!

(;゚Д゚)オッ オモロイヤンケッ!!



週刊ジャンプに必要不可欠な
夢、冒険、友情など全くナシ!

主人公は大食でも天然でもなければ、
語尾に「ダッテバヨ!」とかつかない!

なんとも週ジャン向けでない作品である。

主人公の高校生・月(ライト)は
死神の落とした“デスノート”を拾う。
デスノートの能力で、正体を知られることなく
大量殺人を重ねる月。
警察は犯人を捕らえるべく、
数々の迷宮入り事件を解決した実績のある
“L”(エル)に調査を依頼する。
月とLは互いに正体を探り、
様々な攻防戦を展開する―――。

デスノートで人を殺すにはにはルールがあり、
月がいかにそのルールに則って人を殺すかがポイント。

どうにかしてLを殺したい月と、
なんとかして月を捕らえたいL。
その2人の心理戦、
“一瞬でも気を抜いた方が殺られる”みたいな
ピリピリとした緊迫感がたまらない。

ストーリーの構成も緻密で、
伏線、アクシデント、逆転劇があちこちに潜んでいる。

「この先 一体どうなっちまうんだよォォォ〜!」と
読まずにはいられなくなってしまう禁断症状は、
京極や綾辻を読んでいたときの感覚と同じものを覚えた。
能力の特性を生かした逆転劇なんかは
荒木飛呂彦を連想させた。

とにかく、近年稀に見る秀作である。


あらすじはできるだけボンヤリ書いたつもりなので、
気になったらご一読ください。

ちなみに私は現在6巻まで読みました。
決して先の展開を言わないでください。
posted by ひらちん at 22:48| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年11月20日

どすこい。が文庫化!

どすこいっ!
京極夏彦著 どすこい。が文庫化されました。

ハードカバーのどすこい(仮)は重そうなので買わず、
軽装版のどすこい(安)も中途半端な大きさなので
買わなかったのですが、ついに文庫がでました〜!!

内容は

四十七人の刺客→四十七人の力士
パラサイト・イヴ→パラサイト・デブ
すべてがFになる→すべてがデブになる
リング/らせん→土俵・でぶせん
屍鬼→脂鬼
理由→理油
ウロボロスの基礎論→ウロボロスの基礎代謝

と、全てデブネタ。

京極堂シリーズなんかは読むとホント凹みますが、
この本は爆笑らしい…
私は今 魍魎の匣を読み返していてだいぶ凹んできたので、
早く読み終えてどすこい。を読みたい…でも魍魎長い…。

ちなみにどすこいでパクられた作家さん達からは
「デブめの夏」を書いてもいいですか?との声があがったとか。
ゼヒ書いてほしいものです。
posted by ひらちん at 13:53| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月19日

百鬼夜行 読了

「百鬼夜行 陰」を読了しました〜。

なんせハッピーエンドなんて一つもない。
「爽快感」なんてまるで無縁の
相変わらずのイカレた世界観で、
読み終えたあとの気だるさやら脱力感を堪能しました〜。
これが他では味わえない京極作品の魅力。
私の好きなイカレ小説家も相変わらずだったしね…。

本作は姑獲鳥〜塗仏までの外伝的な短編集なのですが、
姑獲鳥〜塗仏をまるで忘れているので
本作とのリンクはほとんどわからんかったです。

鉄鼠の関係者はなんとなく覚えていたのですが、
狂骨は全然わからん…。

でも、もともと絡新婦を読む前に目目連を読んで
とても楽しめたので、まぁ問題なし。

「毛倡妓」なんてうまいことドラマ化したら
エラく怖いもんができるんじゃあないでしょうか。

来年はイカレ探偵大活躍の中編集「百器徒然袋 雨」。
これから1年間楽しみに待ちま〜す。
posted by ひらちん at 17:28| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月17日

秋の夜長はミステリ〜

やっと読める!!
ついに買っちゃいました〜
京極夏彦著「文庫版 百鬼夜行 陰」

やや薄め
今回の厚さはだいたい姑獲鳥と同じくらい。
でも、姑獲鳥の頃はまだ講談社文庫は字がデカかったから
姑獲鳥よりは長いってことか。
まぁ長い方がじっくり楽しめていいぞ。
今回 短編集だしね。

また 夜更かししてしまう…。

とか思いながら、2〜3ページ開いてみる。

あれ!?

3ページ目にタイトルが書いてあるんですが、
「百鬼夜行」のところに「ひゃっきやこう」とカナが。
「ひゃっきやぎょう」じゃあないんスか!?

子供の頃から「魁!男塾」フリークだったせいか、
漢字関係は妙に気になる。

マテマテ!京極堂の愛読書 鳥山石燕の「画圖 百鬼夜行」
「ひゃっきやぎょう」だったハズ。

まぎらわしいなぁ。
なんで違うの?統一してよ。

まぁいいか…。
posted by ひらちん at 19:38| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年09月08日

気づけば新刊

あぁ…。
気がつけばお気に入り作家の新刊が続々出てる。

百鬼夜行1
京極夏彦 文庫版 百鬼夜行―陰

思えばテレビ朝日の「幻想ミッドナイト」という番組の中で
本作中の「目目連」を観たのが京極作品との出会いでした。

私 文庫しか買わないので文庫版が出るまで
読まないで待っていたのですが、
1年に一冊しか文庫化しないので6年待ちました。
おかげで姑獲鳥の話なんかもう忘れてる…。
本作は姑獲鳥〜塗仏までのサイドストーリらしいので
読んでもわからんかも。

ちなみに来年 姑獲鳥が映画化するそうですが、

イカレ作家:永瀬正敏→「あ〜」とか「う〜」とか言えるのか?
イカレ探偵:阿部寛→濃すぎる
イカレ刑事:宮迫博之→弱そう

これってミスキャストでは?

暗黒館
綾辻行人 暗黒館の殺人 上
綾辻行人 暗黒館の殺人 下

キタキタァーッ!
12年ぶり館シリーズの新作!
初の上下巻ですねぇ。

初めて十角館を読んだのが22歳の時で、
その十角館を綾辻先生が書いたのが22歳の時と聞いて
かなりビビりました。
以来、迷路館の「額縁式」とか
時計館の斬新なトリックとかホントにハマりましたよ〜。

これだけ待たせたのだから、
時計館ばりの緊迫感・どんでん返しを期待しておりますよぉ〜。
なんにしても早く文庫化して。

Φ
森博嗣 Φは壊れたね

Vシリーズも四季シリーズも読んでいないのに
もう次のシリーズが!!
森先生 執筆速過ぎるよ…。

森作品はいつもタイトルが奇抜で惹かれる。
そもそも読み始めたのも
「すべてがFになる」というタイトルに惹かれたから。
相変わらず意味わからんタイトルだけど、
私の好きな犀川先生や国枝先生は出てるのかなぁ…?

よしっ 今年度中にVシリーズを制覇するぞ。
posted by ひらちん at 18:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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